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2005-07-08

NEARfest2005 プレデー

金曜日のプレデーはProgressive Artsという別の団体の主催だが、実質的にはNEARfestの初日として捉えられている。同じ会場だしチケットもも同時に買えるし。従来はあまり人気のないバンドが出演していてパスしてしまうお客も多かったのだが、今回はプレデー始まって以来の大物であるPFMが登場した。多分、NEARfestのブッキングがほとんど終わってしまってからPFMからオファーがあって、そのためにプレデーに回したのではないかと思う。フェスティバル2日間より演奏時間が長くとれるので、フェスティバル全体のメインがPFMみたいにも見える。でもチケット代は50ドルで、10バンドで95ドル/二日間のメインイベントに比較して割高感があるのか、チケットは当日でも買えた。今回のPFMアメリカ公演はここだけなんだけどね。

Protto-Kaw
デビュー前のプレKANSASが、未発表レコーディングをCDリリースしてライブ活動もやっている。初期KANSASはアメリカンプログレではいいほうなので期待していたけど、単調でつまらなかった。でも観客には大受けでアメリカ人とは趣味が違うことを痛感。前座だと思っていたら対バンらしくアンコールも含めて95分も演奏したので飽きてしまった。

PFM

二年ぶりに見たPFMだけど、相変わらずの圧倒的なパフォーマンス。管楽器奏者はいないので、ベースのジェバスがちょっとだけリコーダーを吹く。キーボードのプレモリは病欠のため代打の人が来ていた。ドラムのチョッチョは相変わらず元気いっぱいに走り回りマイクを客に向けるけど、こういうの再編以来6回も見ていると飽きる。ムシーダのいぶし銀的なギターは何回聴いてもいいけどね。現メンバーのルチオ・ファブリのヴァイオリンは現在のパガーニより実はPFMにマッチしている。PFMは再編してしばらくは新曲を中心に演奏していたけどあまり受けなくて、2002年の来日を境にあきらめて70年代のプログレ曲によるライブに切り替えた。再編してから二枚目のスタジオアルバムは好きなのでもっと新曲を演奏してほしいけど、受けないんだろうなあ。かつてはアメリカでとても人気があったけど、1977のJet Lag期のツアー以来のアメリカ公演となった今回も、熱狂的な歓迎を受けていた。終わったのは真夜中前でした。

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