NEARfest プログレファンは満遍なく満足できるフェスティバル
NEARfestはマーケティンングっぽい。プログレマジョリティーであるシンフォはPFMとオルメでしっかり押さえて、レコメンのPresent、カンタベリーのMuffins、ポンプのIQやKnigth Area、アンビエントなSteve Roach、地元のヒーローMathew ParmenterとFrog Cafe、期待の新人Wobblerなど意識的にヴァラエティー豊かなバンドで構成している。参加バンドの出身国も、地元USA、イギリス、イタリア、ベルギー、オランダ、ノルウエー、日本の7カ国。バランス感覚に優れていて、たいていのプログレファンは満足できる。ただ、裏腹に主催者側の個性は感じられない。主催者のRobert LaDucaは、30歳代の大学教授でプログレファン。スムーズな運営、Roger Deanに依頼している見栄えのいいロゴ、毎年販売開始後すぐに売り切れになるチケットの話題性など、よくも悪くも手際のいい東部エスタブリッシュ的な感覚を感じられる。不定期開催でいつのまにか立ち消えになった西海岸のProgFestに比べたらなんといっても毎年定期的に開催しているのは偉い。
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